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    オレンジリボン運動とは・・・?

                            What is the Orange Ribbon?

​       

「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。



オレンジリボン運動の起源は、2004年。栃木県小山市で3歳と4歳になる二人の可愛らしい兄弟が何度も何度も父親の友人から暴行を受けていました。その顔を見たコンビニの店長さんが警察に通報したのですが、いったんは保護されながら、周囲の諸機関が適切な措置を取らなかったために、9月11日ガソリンスタンドで再び暴行を受け、車の中でもさんざん暴行を受け、息も絶え絶えの状態で、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件が起こりました。

こういった、子どもが虐待を受け、近年、命を失ってしまうという事件が年間60件近く起きています。それだけではありません。虐待を受け、苦しんでいる子どもたちたちがどんどん増え続けています。そして、その苦しさの余り自らの命を絶ってしまう子すらいます。



児童虐待防止全国ネットワークは、このような事件が決して起きてはならないという願いを込めて、2006年からオレンジリボンの総合窓口を担い、全国的に活動を広げようと動き始めました。



手探りで始まったこのオレンジリボン運動は、たくさんの方々のご共感をいただき、子ども虐待の現状に直面する児童福祉の関係者をはじめ、各種団体・企業・個人の皆様へと全国に拡がりつつあります。

オレンジリボン公式サイト/ Official Website







「お節介文化」の復活を・・・・​
子育ては、みんなで!​

Do not raise children by yourself, use your community!



​​​​​​​私​​​​​が オレンジリボン運動への参加を決めたのは、私自身の体験からでした。私は2004年にニューヨークに移住。その後、結婚相手からのDVにより、子どもを抱え ながら鬱病・自殺願望に悩まされていました。見知らぬ国で頼る人もなく、失業し、ホームレスになった私を救ってくれたのは、地域住民や教会・警察・学 校・ニューヨークのNPO団体・弁護士たちでした。彼らの「お節介」とも言え​​る行為がなければ、今の私は存在しなかったでしょう。​​

 

カウンセリングを受ける中、DVの加害者も過去の被害者であるケースが多いことを知りました。私のような被害者を作らないために、加害者を作ってはならない・・・・そう考えるようになりました。特に子供のころの嫌な体験というのは記憶の片隅に残ってしまい、一生消えることが無いことも知りました。何か私にできることはないかとインターネットで検索し、日本ではオレンジリボン運動という活動があることを知りました。

私の参加方法は、オレンジリボン運動を知ってもらうためのキャンペーン活動。日本では子どもへの虐待加害者はほとんどが実父母であり、これは親の孤独感やストレスが原因だと言われています。そこで、このゴスペルでのキャンペーンを思いつきました。ゴスペル音楽は日本では合唱スタイルが主流。合唱というものは、一人ではできません。「合唱と同じく、子育てもみんなで!」を柱に私は全国各地でゴスペル講習会を開催することにしました。

このイベントは、今年で4年目になります。全国20箇所の地域を訪問します。各地域の実行委員会や主催団体が、それぞれ地域にあった工夫を凝らしてくださっています。また、イベントの趣旨に賛同した音楽家も参加してパフォーマンスを披露してくださるそうですし、関連NPOも参加して活動紹介などをしてくださるとのこと。このイベントを通して地域社会での交流が進み、子育てへの理解が少しでも深まればよ​いなと考えています。今年も沢山の笑顔に出会えることを楽しみにしています。

 

2014年10月1日

企画プロデューサー&イベント実行委員長

打木希瑶子(Kyoko Uchiki)




オレンジリボン運動 打木希瑶子のページ/ Kyoko Uchiki

 

映像(2013)はこちら/ 2013 Event video clip


 

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